田んぼアートは、まあ、田んぼなので稲でできています。
Q、 でもどうやってあんな絵柄がうまくできるのか?
Q、 あれは全部稲なのか?
Q、 むしろフォトショップで加工してんの?
Q、 中国みたいにペンキで塗ってるの?
……というようなことをよく友達に聞かれるので、お富が知っている範囲で書いておこうと思います。
田んぼアートの作り方~その1 (下絵の準備)まずどんな絵を作るのか、決めます。
あたりまえじゃんとか思ったらいけないんですよ!!田んぼアートは稲でできてるんです。
それも、そのへんでは作られていない、変わった稲を使います。
しかも何種類も。
(田舎館の田んぼアートは色分けするのに多数の稲を使います。
一種類の稲でやってるところもあります)
「田んぼアート、明日やるから今日絵柄考えよう☆」
…なんて考えでは、
できないんです。
どこにどの稲を使うか考えて、必要な分だけ
種から育てなければなりません。
稲は植物。
だから育つのを待たなければならないんです。
しかも、もしかしたら発芽に失敗するかもしれないというシビアさ。
どうも一般的なコシヒカリとかササニシキとかと違って、
紫や赤や黄色のお米は、現代的な農法だと育たない場合もあるみたいです。
そのへんにばらまいたのは育ったのに、ちゃんと殺菌して水温管理したら死んだ、みたいなこともたまにあるそうで…。
青森は寒冷地なので、土地に適した稲じゃないとやっぱりむずかしのかもしれませんね。
寒さに弱い品種だとたぶん育てるのも難しいでしょうし。
それで、稲の種もみを準備して育て始めるのが、春です。
稲がそだってきたら、ようやく田植え作業。
青森の田植えはだいたい5月の終わりくらい。
なので、
その1田んぼアートの絵柄は冬の間に考えておくこれがまず田んぼアート開始の第一歩になります。
ちなみに今年の田舎館の田んぼアートは、竹取物語でした。

これまでで最も細かい絵柄と言われた、竹取物語。
なんか、雲とか竹とか、難関だったらしいです。
これをもとに田んぼアートを作り始めたのは、去年の今頃だったんでしょうねぇ、きっと。
田んぼアートは田植えの時だけが大変なんじゃなくて、一年がかりでやらなきゃいけないっていうのが、一番大変なことかもしれないですね。
人出を集めたり、田んぼの準備したり、絵を決めたり…
…つづく